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Q:

雑草の発生が抑制されるというのはどのような要因からですか?

A:

主な要因はグラウンドカバープランツが法面を完全に覆うことによる遮光効果だと考えられています。雑草の種子が飛んできても光が届かないため、たとえ発芽したとしても光合成ができず、生育不良になるということのようです。また、グラウンドカバープランツそのものが雑草の生育を阻害する天然の物質を放出しているという説もあります。(アレロパシー)

Q:

グラウンドカバープランツは外来種ですか?生態系や環境破壊につながらないですか?

A:

ほとんどが外来種です。しかし、種子では繁殖しないため雑草化する危険性は極めて低いと考えられます。日本に入ってきてから問題を起こしたことはありません。このため、生態系や環境にはほとんど影響しないと考えられます。

Q:

グラウンドカバープランツのエロージョン(表土流出)防止効果はどの程度ですか?

A:

種類にもよりますが、芝と比べると同等か多少劣るものが多いようです。

Q:

種子繁殖性植物で有用なグラウンドカバープランツの種類はないですか?

A:

種子繁殖性植物で景観形成、雑草抑制等を兼ね備える種類は無いと言って差し支えありません。ちなみに最近注目を集めているワイルドフラワー種子吹き付けの種類は、基本的に1〜2年草と一部の宿根草で、その大半は草丈が高いのと維持可能な期間が短い、及び雑草抑制効果はほとんど無いという問題があります。

Q:

寒冷地でもグラウンドカバープランツは生育可能ですか?

A:

種類の選択肢は少なくなりますが、よほどでない限り生育できる種類はあります。ちなみに雪で覆われる地域ではほとんどの種類が生育可能です。現在までの実績では、岩手県北上市での施工が最北端となっていますが、特に問題なく生育しています。本州であれば、ほとんどの地域で可能と考えます。

Q:

海岸等海水の影響があっても生育する種類はありますか?

A:

マンネングサ類の中には海岸でも自生している種類もありますので、無いとはいえませんが種類がかなり限定されるでしょう。また、優先種に成り得るかどうかも定かではありません。今後の研究課題の一つであると考えています。

Q:

例えば芝と比べて野ネズミやモグラの発生状況はどうですか?

A:

発生が多くなるということは全くありません。むしろハーブ類を混植することによって発生を抑制できる可能性があります。(直接、実証したことはありませんが、そのような報告は数多くあります)

Q:

ビオ・セル・ショット工法は従来の種子吹付工に取って代わるものですか?

A:

種子吹付工は外来草本により自然遷移するまでの一時的な緑化を目的としたもので、将来山に戻す場合は有効な工法です。最近ではより積極的に山に戻すため樹木の種子を吹付ける工法も開発されています。一方、ビオ・セル・ショット工法は雑草抑制や景観形成のために、今まで手植えしていたグランドカバープランツの機械吹付けを可能にした全く新しい工法です。この意味では適用する箇所が異なるため、種子吹付工に取って代わるものではないと考えられます。ただし、施工費が高価になる(手植えのため)ことから除草や景観の問題があっても、やむなく外来草本を吹付けていた箇所では有効な工法となるものと思われます。

Q:

法勾配はどの程度まで施工可能ですか?

A:

1:0.8が限度です。

Q:

施工前の雑草除去はどの程度必要ですか?

A:

グラウンドカバープランツには既にある雑草を駆逐する能力はほとんど無いので、除草剤を散布するか表土を剥ぎ取り、雑草を根と共に完全に除去する必要があります。

Q:

吹付けた場合、どの程度の期間で完全被覆しますか?

A:

そのときの気象条件に大きく左右されますが、概ね春施工の場合は3ヶ月〜1年、秋施工の場合は冬の間植物が冬眠状態になりますので6ヶ月〜1年半程度を要します。

Q:

吹付け後、初期雑草の除去はどの程度必要ですか?

A:

条件によりますが、完全被覆するまでには3〜5回は必要です。

Q:

最終的にメンテナンスフリーにならないですか?

A:

あくまでグラウンドカバープランツは生物です。メンテナンスフリーにはなりません。メンテナンスイージーになると理解して下さい。言い換えれば、メンテナンスが一切できない箇所では採用を控えるべきです。

Q:

施工後の散水は必要ですか?

A:

施工時期によって異なりますが、苗が活着するまでの1〜3週間は散水が必要です。苗が活着してしまえば自然降雨と保水剤で十分です。

Q:

どんな土質でも対応できますか?

A:

植生基盤の種類や厚みを様々に組み合わせることによって、基本的には全ての土質に対応可能です。

Q:

雑草も生えないようなところでも施工可能ですか?

A:

植生基盤を人工的に造成するため可能だと思いますが、詳細な調査が必要です。ただし、1日中日光が当たらないような場所での施工は困難と考えられます。

Q:

苗の活着率はどの程度ですか?

A:

苗の種類にもよりますが、65〜80%程度です。更なる技術改良でより多くの種類の活着率を上げたいと考えています。

Q:

施工可能な時期はいつですか?

A:

春施工の場合には3〜6月下旬、秋施工の場合には9月中旬〜10月中旬までが適期です。ただし、綿密な潅水管理ができる箇所であれば夏期も可能期です。冬期は施工できません。

Q:

吹付機械のどの部分の開発が苗の吹付けを可能にしたのですか?

A:

エアーブロー式ミキシング装置の開発により苗の損傷を防止し、機械吹付けを可能にしました。

Q:

吹付け機械で送れる距離はどの程度ですか?

A:

120m程度が限度と考えています。

Q:

施工はすぐできますか?

A:

基本的に苗の在庫はありません。従って、工事の発注を頂いてから施工までには最低1.5〜2ヶ月(苗の育成期間)が必要です。

Q:

従来の手植えに比べてコスト縮減と施工期間の短縮はどの程度ですか?

A:

手植えが可能な法面という条件の下では、コストが1/3、期間が1/10程度で施工可能です。