ニューマチックケーソン工法

■ニューマチックケーソン工法の施工フロー
Aニューマチックケーソン工法(橋梁基礎)の施工手順 <海上・水上部>

海上や河川部でのニューマチックケーソンの施工は、施工水深による経済性の観点から、築島方式や鋼殻(フローティングケーソン)方式を比較検討して決定されます。
各施工方式の利害得失についてまとめると以下の通りとなります。


各方式別利害得失比較表

海上の水深は比較的深い場所でのニューマチックケーソン基礎の施工手順(鋼殻方式)を示すと以下のようになります。

1. 浚渫工(床掘工)
現地においては鋼殻据付時の地盤強度を確保するために、海底面の表層部分の撤去を行います。

2.砕石投入(置換砕石)
浚渫された部分は砕石に置き換え、敷均し転圧等を行って地盤強度を確保します。

3.桟橋・桟台工
通常の桟橋の他、現場条件によりジャケット式などが用いられます。

4.鋼殻組立(近隣岸壁)
工場製作された鋼殻を、施工現場の近隣岸壁において組み立てます。
作業室や壁の鉄筋の一部は組立ておきます。
<現地との併行作業>
5.鋼殻曳航
鋼殻の組立完了後に現地へと曳航しますが、曳航方法については現場条件や経済性を考慮し決定されます。
<現地との併行作業>
6.鋼殻据付工
桟橋、桟台の施工完了後鋼殻の据付を行います。
7.鋼殻内コンクリート打設、着底
鋼殻内に順次コンクリートを打設し、所定の吃水まで沈下させます。
着底には水荷重を用いて慎重に行います。
8.排土、掘削設備組立
艤装・排土設備組立完了後、送気を開始し函内設備と掘削機の組立を行います。
一般には排土機械としてクローラクレーンを用いますが、規模が大きく長期の施工の場合には、スケータークレーンなどを配備した方が有利となります。

9.沈下掘削・構築の繰り返し作業
躯体の構築は1ロット当たり4〜5m程度の高さで行います。 躯体構築→沈下掘削→躯体構築と繰り返し作業を行い、ケーソンを所定の深さまで沈下させます。

10.地耐力試験工、函内設備解体・撤去
ケーソンが所定の深度まで沈下したら、作業室内で支持地盤の確認と地耐力が得られるか確認します。 確認が完了すると函内に配備された掘削設備等を解体・撤去します。
11.中埋コンクリート
中埋コンクリートは、ケーソン躯体に配管されたブローパイプを通して打設されます。中埋コンクリート打設後も送気を行って養生します。 養生が完了した後に艤装設備、送 気設備、電気設備等を撤去して完了となります。